順天堂大学医学部附属 練馬病院順天堂大学医学部附属 練馬病院

インタビュー

出産を通して家族の絆を育める病院を目指して


産科・婦人科 科長
先任准教授
荻島 大貴

地域の周産期医療の更なる充実に向けて、産科セミオープンシステムを実施いたします。これは、妊娠初期から中期は地域の先生に受診し、分娩は当院で行うもの。精神的にも不安定な時期にホームドクターと相談できるので、妊婦さんにとってのメリットも大きいでしょう。機能分化が進めば、当院ではリスクの高い妊婦さんを集中して診ることができます。夜間や緊急時の対応を当院が担うことで、開業医さんが産科を手がけやすくなり、よりよい地域周産期医療にも結びついていきます。

婦人科では、国内でも行っている施設が限られている子宮体がんを対象にした腹腔鏡手術に取り組みます。開腹手術に比べて患者さんの出血が少ないため、体への負担も軽く、回復が早い。手術の傷が小さくて済むのも、女性にとっては大きなメリット。現状は先進医療の範囲ですが、これからも低侵襲治療のニーズは増えてくるでしょう。

家族みんなで出産の苦労を共有することで、命の大切さを理解できると私は考えています。出産を通して、お互いを大切にする想いを育むことができるような病院となるよう、これからも努力していきたいと思います。

ライフスタイル、生活習慣の改善提案も含めた医療を提供


院長補佐
循環器内科教授
住吉 正孝

心臓や血管の病気を中心に治療するのが私たち循環器内科です。とくに力を入れているのは心臓に起因する突然死の予防。胸が突然痛んだり動悸がしたり、冷や汗が止まらない、急に意識がなくなるといったことがあったときは冠動脈疾患や不整脈による突然死の恐れもあります。私たちやホームドクターにご相談ください。

とくに喫煙の習慣のある方やメタボ気味の方は要注意。心筋梗塞や狭心症、不整脈、心不全など、循環器内科の扱う病気は生活習慣病を基礎とするものが多くあります。病気の治療はもちろん、ライフスタイルの見直しも含めた治療方針を提供できるよう、スタッフ一同心がけています。

優れた医師の育成はもちろん、順天堂の精神である「仁」の心を持って、社会人としても信頼のおけるプロフェッショナルの育成を目指しています。患者さんが言いにくいことも気軽に言える人間関係を築き、健康な生活に役立てるよう、地域医療の発展に貢献していきたいと思っています。

関節の痛みや機能障害からの早期の回復をお手伝い


副院長
整形外科・スポーツ診療科 科長 教授
野沢 雅彦

高齢化社会、スポーツ人口の増加に伴って増えつつある運動器疾患を主な対象としています。高齢者などでは股関節・ひざ関節などの変性疾患の治療や関節リウマチなどの手術療法、スポーツ傷害では靭帯損傷や肩関節脱臼などの治療を中心に、運動療法から手術まで広く全般にわたって治療を行っています。

診療にあたっては、患者さんの立場に立って、できるだけ早期に本来の運動機能を取り戻していただき、社会復帰していただけるよう努めています。

そのために、人工関節などの手術ではコンピューターナビゲーションシステムを導入して手術の正確性を高めたり、ひざ・肩などの靭帯の手術では内視鏡を用いるなど、患者さんの身体への負担が少ない医療を心がけています。さらに、当院リハビリテーション科との連携や、地域の専門クリニックなどの医療機関との連携を通して、手術後の患者さんの機能回復や健康的な生活をサポートしています。

生活に密着した消化器疾患を高度な医療技術で早期発見・治療


副院長
消化器内科 科長 教授
宮﨑 招久

生活に欠かせない食事と密接に関わるのが、私たち消化器内科です。食道から胃、小腸、大腸、肝臓、膵臓、胆道といった消化器全般を12名の医師で診療しています。食生活の変化のために増加していると考えられる胆石、脂肪肝といった病気から、当院の特色でもある質の高いがんの治療などを行っています。

上部・下部の内視鏡検査はもちろん、小腸の出血箇所の特定ができるカプセル内視鏡なども用意して、病気の早期発見に努めています。また、私自身も感染症や院内感染を専門に取り扱う「インフェクションコントロールドクター」の資格を取得し、肝炎等の感染症対策に力を入れてきました。他の診療科との連携も大切にしており、医師同士が常に相談し合いながら診療に当たり、関係の深い消化器外科とは週一回のカンファレンスを開いています。

患者さんとのコミュニケーションでも「仁」の心をモットーに、信頼関係を築いていけるように心がけています。予約の窓口となる総合案内や医療連携室と、医師や看護師が密に連絡をとりあい、迅速な診察が必要な患者さんにはいち早く診察できるような体制をとりました。診療の際も丁寧なコミュニケーションを心がけ、皆さんが健康な生活が送れるよう、サポートしてまいります。

救急医学と集中医療の専門医が、24時間体制で対応


救急科(救急・集中治療科) 科長
先任准教授
杉田 学

救急科(集中治療科)では、救急車などで来院される緊急性の高い患者さんを中心に、24時間体制で診療しています。来院時心肺停止、多発外傷、ショック、急性中毒をはじめ、さまざまな急性期の患者さんに適切、迅速に応急処置を施すだけでなく、入院が必要な場合には、独立した診療科としてその患者さんを引き続いて受け持ち、一般病棟や集中治療室で専門各科の医師と連携をとりながらチーム医療を行います。

診療にあたっては、「そこに苦しんでいる患者さんがいる限り、全て救急医療である」という考えに立ち、症状に潜む原因をひとつの臓器だけでなく全身的な視野で究明する努力を行います。そのうえで、例えば人工臓器を駆使した重症患者の手術などを含め、本当に必要な選択であるかどうかを患者さん、ご家族と慎重に話し合いながら治療を行います。

また、当院は災害拠点病院であることから、災害時には被災者の医療救護活動の中心的な役割を担うほか、2005年のパキスタン地震、2009年のインドネシア・スマトラ地震の際に国際緊急援助隊の一員に当院スタッフを派遣するなど、国内外の災害現場での救急活動にも携わっています。

放射線による診断と治療で、チーム医療に貢献


放射線科 科長 教授
尾﨑 裕

放射線科では、放射線診断、核医学(微量の放射線を放出する医薬品を用いて診断・治療を行う)、放射線治療という放射線医学の全領域をカバーし、院内外の各診療科からの依頼によリ患者さんの検査と治療にあたっています。

診断部門では、平成25年6月から新しいPET-CT装置が稼働をはじめ、がん診断の精度が更に向上すると期待しています。またCT(コンピュータ断層撮影)、MRI(磁気共鳴画像)、血管造影装置、乳房をエックス線で撮影するマンモグラフィーなどの診断機器を駆使して画像診断を行い、患者さんにもわかりやすく説明するよう努めています。また、CT、MRIなどの診断では検査当日に読影レポートを作成するなど、“as soon as possible(できるだけ早く)”をキーワードとして、検査と治療の迅速な連携に努め、各診療科との垣根を越えた質の高いチーム医療に取り組んでいます。

放射線治療の外来診療を行う治療部門では、「1年間(H25年3月累計)にのべ9,530件(新規患者320名)」の診療実績があり、がんなど病気の部分にピンポイントで合わせて放射線の強度を調整できる「IMRT(強度変調放射線治療)」も行っています。

病院INFORMATION
病院DATA

住所
〒177-8521
東京都練馬区高野台3丁目1番10号
TEL
03-5923-3111
ホームページ
http://www.juntendo.ac.jp/hospital_nerima/
アクセス
  • 西武池袋線 練馬高野台駅下車 徒歩約3分

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